2010年 04月 27日
飛騨地方でもやっと桜が満開です。 写真はソメイヨシノ。 ここ数年、なんとなーくソメイヨシノに違和感を感じていました。 どれもこれもきれいで優等生ばかり。 ソメイヨシノの間に個性がない。 わびさびに表される日本文化にありながら豪華絢爛すぎる…。 などなど。 しかし、そんな疑問もたまたま見かけたとあるテレビ番組で解決しました。 なんと!ソメイヨシノは元々は1本の木で、現在全国で咲き誇っているソメイヨシノは接木によって増やされたものだそうです。 つまり、すべてがクローンの桜だったんです。 元来、ソメイヨシノは江戸時代末、植木職人がエドヒガンとオオシマザクラを掛け合わせたもので、 そのうちたまたま見事に咲いた1本なんだそうです。 しかし、その桜の子孫も同じように花をつけるとは限らず、 そもそも桜には自分自身の株由来の花粉では受粉しない性質を持っているため、 純粋なソメイヨシノの種子をとることは不可。 よって接木によって増やされることになったそうです。 その後、日露戦争の戦勝記念として、また第二次大戦後の荒廃した土地にこぞって植えられることで全国に広がったとのこと。 参照:ウィキペディア=ソメイヨシノ しかし、納得する反面、ソメイヨシノへの興味が薄れていく…。 なーんだクローンか。 どれも一緒か。 ソメイヨシノの起源が江戸末期なら西行法師や松尾芭蕉が詠んだ桜はソメイヨシノじゃないのか…。 なので、全国の桜の8割がソメイヨシノという、残りの部分、2割の方を見に行くことに。 次回に続きます。
by mi-_-ta
| 2010-04-27 00:41
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